性に関するきわどい話。

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今日のéquation(方程式):変態+馬鹿=フランス。

ちなみに、今日の土曜日のアトリエのキーワードは「エドはるみ」・・・。 グーのほうではなくゴォーのほうです。

・・・「発音」はまだ来週も続きますから、お休みだった方はご心配なく。

風邪がまた流行っているようですね、お大事に・・・。  

この間、SM度がわかるテストというのをやらせてもらったら、私はどちらかと言えばややM気味だけれど、はじけることができないので深みにははまらないらしいということがわかりました。相手次第では開花することもあるかもしれないです。開花って。

その代わり、アブノーマル度は軽く平均超えしているので、変態らしい。

そう言われても、実感わかないけど(わいたら怖い)。別にフェチとかないんだけどなー。

でも、Sじゃなくて良かったですね、私。生徒さんにとって。 何を言っているのだという冒頭になりました。

どうも、最近ダークなエロに心惹かれます。ベタにボードレールが読みたくなる。 というよりも、私自身の方向性としてハイトクとかインビとかタンビとかゾンビとかは特に食指が動かなかったので、知識がかなりステレオタイプ。 フランスの文豪は変態と紙一重の人が多いのでこういう時便利なのだけれど、誰がいいんだろうなー。アモールにたくさんありそうだけど、フランス語でエロが読みたい。

やっぱり何をいっているのだという展開になりました。 そういえば、去年から「カラマーゾフの兄弟」亀山郁夫訳版が面白いというので、図書館で借りて読んでいます。現在第4巻、佳境です。

シリーズものは予約状況を見ると大体、読者のへこたれ具合がわかるのですがこれはもう顕著。 1巻を借りるのに予約から1ヶ月かかったのですが、2巻からさくっと減って4巻になると3日で入手。大方は2巻のイワンの壮大なる抒情詩にやられるんでしょう。イワンのバカ。

それにしても高校時代にちゃんとこういうのを読んでいればよかった。 ところで、思わぬ人と紙面で再会しました。その名はアレクシィ・ピロン。 そうです、あのシモネタ満載のエクスポゼで取り上げた、アカデミー会員になれなかったピロン大先生です。 まさか、ドストエフスキーがこんなマニアックな人(ピロンは、当時はオペラに作品を出すような劇作家ですから「知る人ぞ知る」人ではなかったのですが)を引用するとは思いもしなかったんですが、1巻からさり気なく、幾度となく顔を出されていました。 作者の、「狂気と書いてエネルギーと読む」ような強烈な引力は、夏目漱石もうらやましがったらしいけれど、この人の、冷静なのに一度たがが外れたらもう止まらないというギャンブラー的な登場人物・展開は前から好きで、今回のピロンつながりで好感度さらに上昇。

カラ兄4巻にはすごい名言があります。

ぼくはね、社会ぜんぶの層のばか者どもを、ゆすぶってやるのが趣味でさ。 [...]『ばかなフランス人にまさるばかはなし』とか言うけどさ、ロシア人の顔つきだって、そう褒められたもんじゃないな。       

カラマーゾフの兄弟 4 第10編 3 生徒たち p.53, 亀山郁夫訳 光文社古典新訳文庫

ロシアでは有名なのだろうか、この格言「馬鹿なフランス人に勝る馬鹿はなし」。 誰が作ったのだろう。ドストエフスキー自身?作った人は本当に良く見ている。

フランス語に関わる人たちにはぜひこの言葉を胸にとどめておいてほしいものです。 特に、フランス語学習者には、習得に行き詰まった時につぶやいて(または叫んで)、悩んだりするのは馬鹿馬鹿しいとふっきって欲しい。

無粋ながら一応注釈をしておくと、これはフランス人が全人類中で最もバカだと言いたいだけわけではなくて、映画「奇人達の晩餐会」的にもし馬鹿を競った場合、フランス人はバカのチャンピオンになるであろうという、バカ好き、バカなこと好き、バカに向かって全力を尽くすという性質、私が愛してやまないフランスの一面を表してもいるのです。

ま、どう言おうとバカはバカなんだけどね。 というわけで本日のタイトル通り、性質に関するお話でした。

音を愉しむ

Duo S&S

e-cor(エコール)フランス語コミュニケーション教室へ

本日は新潟・フランス協会の例会と成嶋志保さん・井上静香さんのバイオリンとピアノのアンサンブルコンサート、そしてディナーパーティ。 この二人の息ぴったりの演奏はすんばらしかったです。 ヴァイオリンは喋っているみたいだったし、志保ちゃんのピアノも相変わらず楽しそうでした。会場が、ピアノの音を下に響かせ、ヴァイオリンの音色を上に反響させながら適度に吸い込む感じだったので、双方の音がそれぞれ際立って聞こえて気持ちがいい! 15日(火)には第四ホールでこのデュオが聞けます。お勧め。 「耳で聞く風景」 ヴァイオリン    井上静香 ピアノ            成嶋志保 2008年4月15日(火) 18時30分会場 於 だいしホール 入場料3,000円 まだ席に多少余裕があるそうなので、ご希望の方は 025-233-4355 (成嶋) まで。 さて。こちらには土曜日のアトリエの授業のまとめなどを毎週書いてきましたが、今週ちょっとカオスなスケジュールのため、発音についてまだUPできてません。ごめんなさい。 発音を取り上げた授業はまだ続きますから一通り終わったら整理して書こうと思っています。   フランス語の発音は難しいとよく言われます。確かに、日本語には存在しないとされている音を発音したり聞き取ったりしなくちゃいけない。不可能を可能にせよと言っているようなものです。   どうやったら、発音が上手くなるのでしょう?と聞かれる度に、明快な答えに詰まってしまって、もじゃもじゃ言ってごまかしていたのですが、フォネティックについて色々と考えたり調べたりしているうちにふと、答えが浮かびました。 愛することです。 怪しい・・・。(自分で言うか) ですが、この一言に尽きる気がします。フランス語の発音を愛して、たくさん口にし、たくさん聞く。上達の最上の方法は千差万別ですが、どんな手法を取っても最終的にはここに来るのでは。 私は発音するのが好きなので、朗読もよくやります。煮詰まると何か声を出して読んでいることが多いです。好きな発音とか、好きな言葉、言い回しがたくさんあります。初めて出会った単語は使いたくなります。 つい言いたくなる発音は、subjonctif(条件法)の動詞とか、ignの音とか、発音記号で言うと/y/(日本語の「ゆ」に近い音とか、昔は苦労したouの音、思い出深いuneの音・・・ とにかく発音は発音しなければ習得することはできません。 まず恐れずに口に出してみることから始めてみて下さい。楽しい、好きだなというのが継続につながります。 おしらせ。 e-corの新しいロゴを作って貰いました。2パターンあります。餅は餅屋、デザインができる人がうらやましい・・・。 リニューアルしたe-corのTOP PAGEをどうぞ見てやってください ↓