やくそく。

とてもストレスフルでショッキングなことがあって、1トンの文鎮を飲み込んだまま黒い煙で燻されたような状態でした。 そんなとき、ホモダチのメールはマニフィックなまでにくだらなくて、 とても心休まります・・・。

わかったよ、ちゃんと骨と、骨以外の「愛用玩具」たちも拾うからね。 そんで、麦酒で洗ってあげる。 他のひげシスターズたちと肩組んでビールかけしながらひげダンス踊るよ。

ありがとう、oursちゃん。

本日のお言葉。 ヴォルテール

La politique est le premier des arts et le dernier des métiers.Voltaire

政治とは、芸術の最高峰に位置するものであり、職業としては最下等のものだ。 ヴォルテール

 

あー、今わめいたり、無駄に動いたり、「bras de fer」とか言っている仏政治家たちや、おきあがり小法師が起きてこなかった日本の某政党と、それをにやにや眺めている他党とかに、 ヴォルテールのつめの垢でも煎じて飲ませてやりたい。

おととい、たまたま夜テレビをつけていたら、France3で、いわゆる朝まで生テレビみたいな討論会をやっていた。もちろん話題はCPE。 しかし、冒頭でそのあたりの話題をうろうろしたかと思うと、何人かの「知識人」のお陰で話題は「中国共産党」に・・・ 中国共産党の話題を出せば「俺様ちょいと歴史に詳しいサヴォン(savant、知識人)なのさ」と見得を切れるという構図が、フランス人の意識にはあると思う。そういうの、もううんざり。

そういう人々が、ひょいひょいと顔を出して来て己の知識の深さをひけらかし、問題解決のための意見交換の場を掻っ攫っていくのを見ていると、 鼻の穴にサヴォン(savon、石鹸)をねじ込んでやりたくなる。

ヴォルテールは、実際、鼻の穴にサヴォンは突っ込まなかっただろうが、指ぐらいは突っ込んだであろう人だったと思います。 大人気ないところが、素敵。

Evene.frというサイトのメルマガが、毎日色々な人のお言葉を送ってくれるのですが、今日のこのヴォルテールはナイスな選択だったと思います。 ところで、試験が9月に伸びると言う話が出てますが・・・勘弁してよー。 9月はあたいの人生の中で勝負といえる月なんだからよぅ・・・。

ブロキュス上等。

なんだか、ら致監禁事件まで起こったじゃないですか、CPE(Contrat première embauche)反対のデモに便乗して。

ル・マンで元教師で失業中の男が高校生20人ぐらい人質に立てこもったらしい。けが人なしでついさっき(20時前)解決。うーん。。。

いつもはネットルモンドで済ませてたところですが、久しぶりにリベ紙を買ってしまいました。

ソルボンヌじゃブロック派VS勉強遅れてイライラ派がもめてるし、ポワティエは一足早く昨日すでに生徒たちが投票して大学を完全封鎖する決定。 地元の癖にナントの動きがイマイチわからない。というか、始まりもレンヌに刺激されて、って感触が強い(どのデモもだいたいそうだ)。

Nantes ma villeサイトを見る限りじゃ、今日新たに法学部でもブロキュスを決めたらしいから、少なくとも火曜日までは長引きそうな・・・。 しかし、街を歩くと、どうも不穏な空気、というかみんながイガイガしているのがわかる。まるでパリのメトロに乗っているときみたいに、無意識にかばんをギュッと自分に引き寄せてトラムに乗っている自分に気が付いた。 なんか、やだな。 こんなごわごわした時にパリ。 ていうか、みんな落語でも見てちょっと肝っ玉を落っ着けてくれよ、と言いたい。

さて、歌丸落語の夕べの前にどこに行くかといえば、決まっています。 パリに行ったら、パブロさんの所に行かないと気がすまない私。 一体何度マレのサレ館に行ったか、もう覚えていない。 ちょうどドラ・マールをフィーチャー中なので、「泣く女」をたくさん見てこよう。 「ピカソの女」たちの中では、ドラ・マールがモデルの絵で好きなものはあまりない。ただ、彼女は一度もピカソの前で泣いたりわめいたりしたことはなかったのに、ピカソは彼女の中に、今にも二つに千切れそうな切迫した何かを見出していた、というのが面白い。

私がドキュメンタリーの類の映画で一番すきなのが「Le mystère Picasso(ミステリアス・ピカソ)」。

これは、何度見てもゾクゾクする。 特殊なキャンパスを使って、ピカソの筆がそのまま画面に現れる。丁度、透明なパネルにピカソが描くのを反対側から眺めている感じ。 ピカソは下書きから描いて描いて描いて、魚が花になって人の顔になって最後は悪魔みたいなのになってその横で踊っているへんな人間がいる、 とかいうものや、

これが一体何になるのさ????というものが、えー?!というものに変化していく様子がたまらなくすごい。すご楽しい。

一番すごいのは、黒一色で一本の線から始まったものが、どんどん複雑に組み合っていくもの。最後にはDNAとか染色体とか、そういったもののような、それでいて、馬の頭が残っていてトロイの木馬みたいだったり、宇宙みたいなものに見えたり、あたまがぐるぐるしそうなものが出来上がる。 それが、映像編集で、出来上がったものを逆回しして最後にもとの一本の黒い線だけが残る。

ピカソは、たぶん、宇宙の仕組みを知っていたんじゃないかと思う。 ピカソだけじゃなくて、天才たちは多分みんなわかっちゃったんじゃないのかな、という気がする。モーツァルトを聞いていても、やっぱりこの人は何かやばいことを知っていたに違いないという気がする。

小さいときに、母につれられてデパートの催し物開場でやっていたピカソ展に行った。小さいスケッチばかりだったんだけど、ものすごい強烈で見ていて疲れて気分が悪くなってしまった。 今思えば、あれはミノタウロスのシリーズで、そうとう激しいやつだったんだと思う。小さい子がいきなりあれをみたら具合を悪くしてもおかしくない。

今、ピカソ美術館に行ってしまうのは、むしろそういうやばいエネルギーが不足しているとき。そして、建物自体がとても気持ちいい造りになっているから、ほーっと和んでしまえる。 今、たくさんたくさんのエネルギーが必要な時だ。 パブロさまの強力なやつを一発拝んでこよう。

懲りない奴等

燃えない臀部所持者のわたしですが、その性格に真っ向から矛盾するキャラがたまに顔を出します。

締め切りギリギリで徹夜したりして、鼻歌がでてきたり独り言が多くなったりし始めると(ナチュラル・ハイを起こしている)、必ず現れ

「貴様ぁ!そんなことで今後やっていけると思っているのかぁ!」

「そんな言い訳が通用すると思っているのかぁ!」

という怒号を容赦なく浴びせる、「生活指導担当」。 彼については、 紺色の上下のジャージを着ている。 冬でも素足にサンダル履き。 だらだらしたことが大嫌い。 意外に涙もろい。 愛妻家。 と言うこと以外判明していない。 ていうか、分裂症?

この「生活指導」キャラに毎度怒られつつ、徹夜で課題を仕上げるわたしは、懲りずにへらへらしている。

きてるなぁ。

とりとめないひびのまにまに

16時の締め切り前になんとか落語サイトを立ち上げ(というかデザインを終了し)、大学に提出に行った。

ていうか、インターネットサイトのデザインをしてそれをなんでDVDに入れて、てくてく大学まで持参するのか、いまいち腑に落ちない。

デジタルなようでいてそこはかとなくアナログ。やはりフランス。

大学はブロキュスのせいでドアがあちこち閉まったままなので、入れるドアを探すのに雨の中うろうろする羽目になった。おかげさま(?)で3日間授業もなく、2週間で10ページのサイト作りに打ち込むことができました。

 ところで、おとといTertreの入り口でデモ学生たちがビラを配ってたむろしているところを通ろうとしたら、 ナンパされました。

驚きの便乗精神。プロフィテ君万歳。

「心理学学科ってどこにあるか知ってる?」という出だしだったです。それもどうかと思う

。他に彼に声をかけられた人いないだろうか? 多分誰も引っかからないと思うけど、そんなあほな第一声に。 あ、もし引っかかった人がいたら、ごめんなさい。

やっと、1学期の成績が出た。

んが(鼻濁音)。

大学では全員の成績が容赦なく張り出されるので、みんなはそれを他の人に見られないように自分の部分だけ破りとって行く。 わたしの前の人か後の人が、わたしの部分を破りとって行ったらしく、虫食い状態の成績表の中に、わたしの名前がない。 マナー違反!ぷんぷん。

幸い事務所が開いていて、おねえさんが「今回は特別だからね」と言って、わたしの成績を印刷して出してくれた。 6科目(全体で11科目あるけれど、6ユニットに分かれている)中、4科目クリアで、現在なんとか追試を間逃れ状態です。瀕死だけど。

いやーすごいよ。我ながら。すごいしょぼい喜びなんだけど、でも受かってるってうれしい。

だって去年は一学期15科目中2個しか受かってなかったんだものさ。 昨年は6月に11科目追試を受けて、猛烈な反撃で奇跡の進級(それもすごいと言えばすごいかもしれない)だったしなあ。

20点満中10点以上平均で取れるっていう、なんというか、人並みの喜び。 スランプも超えて見るもんだ。

現在のスローガン「追試ゼロ運動」は、引き続き5月の試験まで続けていきます。

警察の垂れ幕みたいですが、今年はぜひ6月末または7月頭に帰国しなければならないのだ! ところで、春、みたいです。 くしゃみが止まりません。 お花見、もう4年もしていない。 桜の下でくぃっと一杯やりたいです。