P A R I S.
まもなく半年の留学を終えて帰国予定のAさんから、昨年のノエルのパリ写真が送られてきました。 フランスも雪んこ状態で大変のようです。今ラジオを聴くと、ハイチの地震と雪による交通麻痺のニュースが繰り返されています。 Aさんがくれたメール・・・とても素敵な内容でした。 日本に居ては体験できない人との出会いをたくさんして、それがかけがえのないものだとちゃんとわかっている。 そして、フランスで 「自分を自分で楽しませること、たとえ何気ないことでも」 に挑戦している。 「最初は無理やりな感じでしたが、最近は習慣になってきたみたいで、小さな幸せを沢山見つけています!!」 彼女は、帰ってきたらやりたいことが決まっていて、それは自然とともに生活すること。それは、簡単ではないこと。でも、彼女は、 「多くを求めなければ、畑と大好きな彼、家族。なんだかそれで十分な気がします。 素敵な洋服や流行も良いけれど、それに魅力的だけど、そうじゃなくて・・・・と。それを改めて思ったのは、先生が探してくれたスタージュに行ってから。人間性?性格?なんかよく言えないけど、自分の嫌な(内面)部分や、体が自然と触れ、研修先の家族と触れ合ううちに一掃された気がします。 あと、フランス語を話せる事(機会)が嬉しくて、ニマニマしながら、足りない言葉で、どこかのおじいちゃんと話すと、その雰囲気が回りに流れ、少しの間だけど、幸せな気持ちに包まれます。」 彼女は夢のためにネットで研修できるところを探して、自力で向かいました。私がサポートできるといっても、宿探し、ホテルの予約ぐらいだったんだけど、それもフランスらしい「ネットなし」にやられて、こちらからコンタクト不能・・・。 そういう中で、ミラクルな出会いができたことは、彼女自身の持つすばらしい心の力のおかげです。 「日本に帰ってからも自分のあり方というか、一言で人生(La vie)でしょうけど。今の様にありたいと思います。なかなか難しいですけど、でもきっと自分が変われば回りも影響されるハズ(?)だから難しくない・・・かな(?)いつも楽しく在りたいです。」 ・・・今年の最初の記事で、「2010年は言葉が降りてこなかった」と書きましたが、12月31日、ちょっと2009年ラストの家出(笑)をした時に、「そうだ、幸せは降ってくるのではなくて、自分で作るものなんだ!2010年、わたしはたくさん幸せを創り出す、『幸せ製造マシーン』になる!」と決意をしたのでした。 ありきたりなんですが、今はわかる。同じ体験をしたり、同じ物を見たりしても、その人の視点や捉え方でこの世の現象はそれこそ何万通りにも解釈ができるんです。だから、「自分が」そこに幸せを見たら、それは文句なく幸せになる。 Aさんの言うように、何気ないことひとつにも感じようと思えば幸せって感じられます。たとえ誰かがそれを鼻で笑ったとしても、いいのさ。 いろいろ大変なこともあったかもしれませんが、自分自身に+になる留学になったことを、本当に嬉しく思います! 帰ってきて、精神的に逞しくなった(!)Aさんに会えるのを、私も水曜日のアトリエのみんなも楽しみにしています。どうぞ身体に気をつけて、残りの滞在を楽しんでね。