Entre la tension et la détente (緊張と緩和の間で)
色々な意味で、濃密なウィーク・エンド・・・
ピーター・バラカンさんの出前DJ at 高田世界館を見に、上越まで行ってきました。
といっても、私が運転したのは新潟⇒三条間だったのですが、短距離ドライバーの私にとって一時間の運転は、ある意味新潟マラソンに匹敵するチャレンジ以外のなにものでもなかったです。
しかも、涼しい顔をしてあのおっとろしい1号線を走らせる助手席のナビ君・・・
「緊張がこっちにもひしひし伝わってきたなぁ」
そりゃ、あのうねうねとカーブだらけで、片側土手、対向車線からはでっかいトラックがはみ出してごんごん走って来るという、転げ落ちるかすりつぶされるかの二者択一の中を一時間も走ったのだから、当たり前です!!!
(他の人に話したら「うわ、それはムボウな」と同情されました。)
さて、この日は雲ひとつない青空で、太陽がじりじりとまぶしい午後のドライブになり、暑ぅ!と一同がゆるゆるになって到着した高田だったのですが、出前DJが始まってからしんしんと底冷えに襲われることに。
ピーターさんのお話も音楽もDVDも本当にすばらしかったのですが、あまりに寒くて頭がぼぅっとなり、「寝たら死ぬぞ!」という雪山遭難状態で、一部記憶がありません・・・そんなまだら脳で参加するのは本当に申し訳ない位、内容は充実したものでした。
と、言っても、音楽に疎い私なので「へ~」「ほ~」と聴いているだけだったのですが、周りは全てコアな知識を持つ音楽ファンの方々で、例によって1時間延長したピーターさんがレアなDVDを見せてくださるというと、あちこちから様々なリクエストの声が飛びました。ピーターさんは飽きさせない話題で私たちを魅了してくださり、くリクエストにも、終わった後のサインや写真にも快く応えてくださり、みんなが「また是非来てください!!」といいたくなるのがよくわかります。
私もサイン入り「ぼくが愛するロック名盤240」片手にちょっぴり勉強したくなりました。
あまりにも寒かったので、帰りに近くのラーメン屋さんに飛び込んで「鬼なんとか(←忘れた)」という恐ろしく辛そうな名前のラーメンをたべて縮んだ血管を緩めました。
帰り道、いわゆる「ドラえもんのしっぽ」に当たる部分が何かの拍子に引っ張られたようで、完全に機能停止・・・
寝不足の翌日もなんとなく晴れていたので、「chasser aux feuilles rouges (紅葉狩り)」をしに行き、かねてから気になっていた見附のだんごやさんを探すものの、物産展があって臨時休業・・・ごまだんご、食べたかったな。
翻訳の締め切り明けだったので、精神的にも体力的にも完全オーバーホールの2日間でした。
そして、うとうとまどろんだ後に待っていたのは、自力で帰らなければならない上に、地図を自宅に忘れてきたという残酷な現実・・・(←ナビなし)
夜道の1号線はさすがに危険だということで、8号線でおかえりと、手書きの地図で曲がるところをレクチャーしてくれるナビ君を横目に、そんなことなら最初から8号で来ればよかったのにと100回位心でつっこみつつ、再びがっちりハンドルを握ってすっかりゆるモードが解けて帰宅したのでした。