Je pense à toi.
という表現が好き。手紙の最後に使ってもいい。 もうすぐ亡くなって一年が経つバベさんの奥さんが、試験前のわたしによくそう言ってくれた。「来週の水曜、13時半(に試験がある)に、あなたのこと思うわね。」 見えない力を頂いた。 ・・・・・。 過去形にして、Je pensais à toi というのも、嬉しい。「きみのことかんがえてた」って言われると、なんでか温かくなりますね。 ふと、「後悔しないように」という言葉が浮かんだ。 「もっと~すればよかった」という悔いはたくさんあったけれど(今もたくさんあるけれど)、 「~しなければよかった」と、やってしまった自分の行動に関して咎める気持ちは、そういえば、ない。 尊い行為ばかりしていたかというとそんなことは全くなくて、寧ろ浄化のための修行のようなもので、 恥ずかしいことも、情けないことも、卑怯なことも、迷惑をかけることもした。たくさんした。 正当化するつもりはない。 それでも、やっぱり「やらなきゃよかったのに」はない。 「ああ、そうか。ひょっとしたら、今の私は、前よりも、ちょっと、いいやつかもしれない。」 恐々、つぶやいてみる。